平成26年度 事例 このような研修会が行われています 

『避難所宿泊訓練』 ~避難所での集団生活を実体験~

千歳市梅ヶ丘1丁目町内会

 

 

 千歳市梅ヶ丘1丁目町内会(107世帯)では、災害時の避難所での集団生活を体験しようと、8月2日から3日にかけて、46名参加のもと、避難所宿泊訓練を実施しました。
 訓練では、小学校の体育館に避難所を開設、参加者が集まると総務部が安否確認を兼ねた受付を行い、避難者名簿を作成しました。まず、DIG(災害図上訓練)を実施し、要援護者の支援や地域の危険箇所等について話し合いました。続いて、簡易トイレとベッドの組み立てを体験。夕食には、女性部の炊き出し訓練で作ったカレーが振る舞われました。その後、一日目の反省会を終え、参加者は、段ボールで仕切られた区画内で宿泊を体験しました。翌朝は、市から提供された非常食を食べ、その後、人形を使った応急処置訓練を行って、2日間の訓練を終えました。
 終了後の反省会では、「区画の分け方やゴミ捨て等、避難生活の細かいルールづくりが必要」「車での避難者が多い場合はどう対応するか」との意見や課題があげられ、住民による避難所運営の大変さを実感した訓練となりました。

 

 

▲段ボールを利用して区画づくり

 

▲簡易ベッドの組み立て体験

 

『自主防災会』~もしもの時は助け合います~

芽室町桜木町町内会

 

 

 芽室町桜木町町内会( 79世帯)では、昨年の9月28日、「自分達の地域は自分達で守る」を目標に、住民57名が参加して自主防災研修会を行いました。
 研修会では、震度6弱の地震により、町から避難勧告が出たと想定。住民は自宅の火の元を確認した後、地域の公園へ徒歩で避難を開始し、避難経路と所要時間、塀の倒壊等の危険箇所を確認しました。同時に、各班長は、班内のひとり暮らしの高齢者宅へ安否確認に向かい、車いす等での避難介助を行いました。公園では、役員が中心になり避難所を開設。避難者の受付を行って住民の避難状況を確認し、役場や消防に報告しました。避難完了後は、消防の協力のもと、消火器使用訓練と、AED(自動体外式除細動器)を使用した心肺蘇生法の訓練を実施しました。最後に、非常食の五目ごはん等を配付して研修会は終了。参加者からは「訓練を活かし、もしもの時は助け合いたい」と、住民の結束を高める研修会となりました。

 

 

▲車いすでの避難介助

 

▲避難者の受付

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