平成29年度 事例 このような研修会が行われています 

『防火・防災の先生役は町会のおじさん』 ~放課後教室で防災教育~

根室市宝林町会

 

 

 根室市宝林町会(316世帯)では、子どもたちが地域住民と交流を深めながら防災意識を高めるために、ゲームで楽しく防災を学ぶ放課後教室を開催しました。
 ゲームは、赤・青・黄色の3チーム対抗で実施。はじめに、「あわてず さわがず 避難準備」と題して、子どもが指定された非常持出品を探し出してリュックにつめ、リレーでつなぐ競争を行い、災害時の持出品を確認しました。
 その後、カルタで学ぼう“火の用心”では、「出かける時は ストーブ消して ガス止めて」、「るすばんの 子どもの火あそび 注意せよ」などが書かれた44枚の防火カルタを子どもたちが取り合いながら、火災の危険性を学びました。
 最後に防火メッセージ入りのおやつをもらい、「楽しみながら防災のことを覚えられた」と子どもたちは大喜び。放課後教室は、住民との交流を深めながら防災を学べる良い機会となりました。

 

 

▲非常持出品を早く見つけて!

 

▲カルタを取って防火を学ぶ

 

『防災訓練研修会』 ~学生も交えて地域の避難対策を考える~

名寄市豊栄区町内会

 

 

 名寄市豊栄区町内会(450世帯)では、水害発生時の情報伝達・避難誘導等を学ぶため、防災研修会を実施しました。
 研修会には、町内会員のほか地元の大学の先生と学生も参加。はじめに、市職員を講師に招いた講演で、豪雨災害による浸水被害が想定される地域の実情を再認識し、避難時の注意事項なども学びました。これをもとにしたグループ討議では、ご近所同士でグループをつくり、いざというときの自分達の行動について意見を出し合いました。なお、千年に1度といわれるほどの大規模浸水においては、浸水レベルが3mを超え、垂直避難(頑丈な建物の2階以上に逃げる)ができないことから、水平避難(避難所へ立ち退く)対応を話し合いました。
 その後の情報伝達・避難誘導訓練では、水害発生時の自主防災組織の役割について、シナリオを用いて実践し、行動について確認しました。最後に、非常食として、アルファー米、カレー、缶入りパン、けんちん汁を試食し、「非常食なのに美味しい」という声が聞かれました。参加者からは、避難所でのペットの受け入れや民間施設の活用などについて質問があり、住民の防災意識が高まっていることを感じた研修会となりました。

 

 

▲避難誘導の訓練

 

▲グループで避難対策を話し合う

 

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